ニュースの仕事で御坊発電所にヘリで行ったとき、空から見た煙樹ヶ浜の荘厳な風景に見とれていた記憶があった。
この浜辺を撮影したい、という想いだけで企画書を書いた。
企画は通った。熱意だけで通ったと思っている。
何と云っても素晴らしいのは、報道局にヘリコプターの使用を取り付けた担当プロデューサの力だった。
何と云っても素晴らしいのは、報道局にヘリコプターの使用を取り付けた担当プロデューサの力だった。
石橋プロデューサ。
教養のある優しい人で、「愚者の群ではなく賢者の群」を率いる技量のある人だった。この人の存在がなければ、僕は「世界遺産」に参加することはなかったし、キャメラマンとして生きられなかっただろう。
プロデューサの仕事に答える為に、僕たちは頑張らなければならない。
野中パイロットの今日は、一点の迷いもなくスピード感のある飛行だった。
僕の気持ちを察してくれたのだ‥…、
僕は野中さんと空撮をする時には布で目から下、鼻と口を覆う。
何故なら、野中パイロットがこのような飛行姿勢をするときは風圧で息ができないから。
機体の角度が半端ではない飛びかたなのだ。
野に放たれた俊馬のように煙樹ヶ浜を飛び回っていた。
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