人生で初めて描いた油絵は三日で仕上がった。
友人の薦めもあって、何気なくそれをある有名な美術展に出品したら、なんと入選してしまった。題材は「ゴムの木」。
どう見ても背景の描きかたは幼稚だけれど、熱意と集中力だけで審査員を動かしたのだと思う。その証拠にキャンバスの裏側には白墨で「△」が書いてあり、それを訂正して「入」が。スレスレ入選だけれど意志、熱意が大事なのだとわかった15才の秋。
虎ノ門から神谷町に向かう交差点に大きなゴムの木が茂っている。(正確にはインドゴムの木か‥…)どのような経緯でそこに植っているのかは知らないけれど、分厚くて豊かな葉を風にゆらしているゴムの木は、見ているだけで気分がいい。
アルゼンチンの首都、ブエノスアイレス。
有名なアルゼンチンの母、エビータが眠る墓所の前にある公園。そこには見上げるほど巨木のゴムの木があって、その大きさは京都にある青蓮院の楠を思わせる。
虎ノ門のゴムの木もそれぐらい大きくなればよいのだ。
街路樹もゴムの木にすればいいと思うのだが‥…‥夏は大きな葉で日陰をつくるし、枯れ葉に心を痛める人はいなくなる。それにゴムは工業資材として必要なのだから、街中に植えればゴム資源は不自由しないと思うのだが。(笑)
(インドゴムの木からはそれほどゴムが採れないらしい。)
今日の言葉
虎ノ門 街路樹 ゴムの木 インドゴムの木
アルゼンチン ブエノスアイレス
アルゼンチンの母 エビータ 神谷町 油絵
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