2009年12月2日水曜日

世界遺産にて。「旅客機 DC−3」


 「僕は将来、航空会社をつくりたいんですよね‥‥。」
とアカデミー賞を受賞された構成作家の小山薫堂氏。
お酒と料理がなかなかの、虎ノ門にあるスペイン料理店、バル.カマロンでの話し。

 世界遺産では航空機を使う撮影が結構多いので、防振装置の取り付けや打合せのために飛行場に行かねばならない。僕は薫堂氏の構想を聞いて以来、打合せ中も飛行場に駐機している”ぼくらの航空会社”用の中古旅客機を無意識のうちに探している。

これは小さすぎる。



実はスオメリンナ軍事博物館に展示されていた実物大?模型。

 実のところ、空撮というのは飛行機やヘリという機材ではなくパイロットの腕で決まる。国籍に関係なく上手いパイロットなら瞬時で撮影の意図を感じ取るもので、それは飛びかたや飛行姿勢に表れるから不思議なものだ。ヘタッピンは日本でも外国のパイロットでも同じ。創造力がないのだからどれだけ説明しても無駄。そんな場合は諦めるしかない。だから申し訳ないが細々とした打合せはディレクターに任せて僕は空想の世界を飛んでいる。


自家用飛行機は日本より圧倒的に多い。


使い込まれたDr.ヘリ。
MBB メッサーシュミット ベルコウ ブロームウントフォスという(笑) 


膨らみが開いて患者さんを収容できる。


世界的ベストセラーの飛行機 DC−3。
若かりしころカナダで乗ったことがあった。妙に嬉しかった思い出がある。


で見付けたのが美しき森の国フィンランド。その片田舎にある空港に駐機していた銀翼輝くDC-3。お客さんはそれほど乗れそうにはないけれど、燃費がよさそうなレシプロエンジン2発のプロペラ機。エンジンをスタートさせるときのやや湿った爆音がなかなか。男だったらだれでも惚れてしまうのだ。

 帰国して航空会社の件をスタッフに聞くと、
「薫堂さん、水上飛行機を考えてるらしいですよ‥…。」
「え!‥…‥‥。」

今日の言葉

アカデミー賞 構成作家 小山薫堂氏 虎ノ門 
スペイン料理店バル.カマロン
防振装置 世界遺産 スオメリンナ軍事博物館 Dr.ヘリ DC3
MBB メッサーシュミット ベルコウ ブロームウントフォス 水上飛行機

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