2009年2月28日土曜日

甘い香りの事務所

チョコレートの甘い匂いが満ち満ちている事務所に出勤するのは切ないものがある。“初夏なのに甘さに酔えないほととぎす。”

結局、CMは別の方向で撮影の段取りが進んでいたが、N君の印刷したマーブルは段ボール箱に詰められて部屋の隅に置かれていた。

ちょうどその頃、経済番組の特集企画が進行中で、テーマは「1円玉の力」と「なぜ1ドル=360円だったのか」。その構成を考えるために分厚い“日本の近代史 昭和”を開き、巻末の歴史年表を眺めていたら、突然!アイディアが浮かんだ!「そうか!年表の数字をマーブルに印刷して、その年に対応する出来事を記載した表を別に用意したらどうだろう?」つまり、マーブルには(645)という数字が印刷されていて、別表には「大化の改新」とその解説が記載されている。そして覚えたら食べるのである。これは素晴らしい!
バレンタインデーにも、企業の広告にも使えるではないか!歴史年表や英語の単語なんて子供のときから覚えさせてもなんら害はない。掛算だってやらせればいい!
それ〜ということで本業は放り投げ、印刷屋さんと権利関係を押さえるために弁理士事務所に走ったのだった。

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