旅をすれば時々は病に伏す。
世界遺産の矢口キャメラマンはアフリカ「トンブクトゥ」の撮影中にマラリアを発病。九死に一生を得た。アウトドアの取材を矢口キャメラマンは一手に引き受けてきた。世界中を狭しと、これほど制覇したキャメラマンも珍しい。しかも、行く先々で彼と彼のスタッフは日本料理と”お箸”という文化を伝えてきた。
僕の病名は情けないことに「漆かぶれ」。体質が変わったのか強烈なアレルギー症状には参りました。何か別の生物のように腫れた手足は点滴を打つための血管が見つからず、かろうじて足の甲にある細い血管から注射。観るも無惨な残暑の一ヶ月。
その苦しみと闘っていた頃、今年は咲かないと思っていた睡蓮が静かに、しかし、確りと咲いていた。花を撮るようになるとキャメラマンとしてはエンディングだと、写真家のメイプルソープが言っていたけれど‥…。でも、よく見ていると奇麗だもんね。
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