2009年9月24日木曜日

RED ONE

RED ONE順調に稼働中。

凄い画質で驚きの連続……
アートディレクターの印藤君曰く、「このカメラはフィルムカメラの発展型ではなく、ビデオカメラとコンピュータの融合したものです」と。
RED ONEでの撮影現場には露出計を持っていくが、絞りは適正、フィルターワークは適当に……REDで収録した映像は編集段階で補正ができる。
ファインダーがなかなか美しく、色彩、色量で構図を決めるのが楽になった。キャメラマンにとって重要な要素であるファインダーに力を割かない日本のカメラとは大違い。

先日、京都の大学に通う映画専攻の学生がオープンデスクで来ていたので、授業の内容を聞いてみた。
「フィルムのガンマーカーブとかレンズの構成とか‥‥。撮影監督さんの授業が退屈で、機械とか化学方面、あんまり興味ないんで……これからはデジタルになっていくでしょう。フィルムの伝統はよく分かりますが……”それこそが最高”みたいな授業ばっかりではなくて、デジタルの可能性を勉強したいのですが……なんか……古い経験を押し付けられているような気がして……」
難しいことになってきましたよ「デジタル時代」。


アナログの権化、ARRI35はその昔、UPI通信で使われていたもの。
まだまだ現役でござる。







カメラは結構な重さになるけれど、映像の美しさに重さを忘れてしまう。


照明は大変。HMIも嫌いではないが、タングステンが好きなので……
照明監督の田村氏にはいつもご苦労様です。




RED ONEの映像力は映画やCM制作に使えるだけの容量があるのだけれど、実はかなり前から私たちが制作するテレビ番組で使っている。別にテレビ局から指定があるわけではなく、家庭用のカメラを使っても、今のテレビ局にはどうでもいい事なのだが、それでも使っているのはオブザアイの将来の為。

2 件のコメント:

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  2. はじめまして、カドノと申します。

    東京で頑張っている知り合いのPもRED ONEを主流にしたという話を聞き、RED ONEの素晴らしさに本当に驚かせられます!

    いつも番組を楽しんで観ておりますが、RED ONEの映像?とますますこれから観るのが楽しくなります! 僕は絶対オブザアイで仕事がしたいです!!

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