2010年11月28日日曜日

暮秋。


街の何処にでもあるような小さな公園。
出勤途中に近道で横切る程度の、それほど印象に残る公園でもないのだけれど、雨上がりの今日はハッとする光景だった。







世界遺産の撮影が紅葉の時季に重なることは余りないが、北、南半球を行き来するので機会は多い。ニュージーランドの紅葉は単色で清楚だった。ケベックのそれは上品な彩りだった。京都、高雄は織りなす錦繍だった。
そう云えば7年ほど前、ベルサイユ宮殿で拾った栃の実がポロリと旅行鞄から出てきた。とっくに死んでいるだろうとは思ったが、取合えず植えておいた……。
この夏、植木屋さんが呼ぶので行ってみると、栃が芽を出して1mほどに成長していた……。
僕はアッと言う間に、記憶のなかにあるベルサイユ宮殿の庭に立っていた。

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