2009年6月2日火曜日

有楽町 電気ビルのBARで。

「最近は海外に撮影いってるのか?」
「う〜ん、以前に比べると少なくなったかな。特に今年に入ってから番組全般に言えるかな。」
「そっちはテレビの仕事どうなの?」
「ぐ〜と減った。減ったというより意識的に減らしてるかな。」
「どうしてよ?」
「テレビ局の志が希薄になってきたからね。この前、放送局を定年した人とメシ食って、そんなことを話してたら、”それはテレビ局が人を育ててこなかったツケだな”って言うから、思わずビシソワーズを吹き出しそうだったよ(笑)。育ててこなかったのはオマエだろう!って‥…。(笑い)」


「しかしそんなことは関係ないでしょ。自分たちの番組枠を持てばいいじゃないか。」
「それはそうなんだけど、スポンサーを探して企画を局に持ち込んでも別に感謝されるわけでもない。その分、ギャラがいいわけでもない。スポンサーとテレビ局の間に代理店がはいる構図だから。」
「代理店から局に金が払われるからね。」


「そうそうスポンサーのお金は代理店とテレビ局を通ると吸い取られて、制作プロダクションに降りてくる頃には雀の涙程度。これで番組制作費と利益を出すのは大変なことだよ。企画とスポンサーは自分たちが持ち込んでだよ‥…。海外取材が主な番組なんて、スポンサーが出してる金はビックリするほど凄い額なんだ。それが制作費というか番組に使えない。こんな構図がいつまで続くのかね‥…。」


「億単位、何十億単位か?」
「それはよほど大きな番組だな。(笑)でも実際に現場で使えるお金はヘエ〜と言うほど。だから空撮や特殊な機材も潤沢に使えない。贅沢は言わないが、ここ一番という時に”取りたい欲求”を捨てるそうだよ。映像立国なんてよく言うぜ。しんどいよね〜そんな辛い思いをしながらやってんだ。」
「最近のテレビ番組、制作費ないのが分かるよ。ここにきてNHKの底力を感じるよね〜。」
「民放地方局のドラマなんてチンケなもんだぜ。」
「経費の面で、とにかくプロダクションの切り離しとテレビ離れは凄まじい勢いなんだぜ。テレビはニュースとお笑いでいいのかもね。」
「それもそうかな〜。番組がテレビ局で放送されたら、その番組はライブラリーとかに保管されて二度とこの世には表れないものな〜。NHKは別のようだけれど」。


「俺たちがペエペエの頃は楽しかったけどね。テレビ局ってクリエイティブだったよね。もうテレビ局は変わってしまったな。」‥…。

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