遠望の風景はなるほど船。軍艦島とは云い得ている。今から考えると、あの荒廃した無人の島に一人でよく行ったものだ。
僕が島を撮影している間、一定の間隔でついてきた犬と猫。もうとっくに死んでしまっているだろうが、彼らはどんな風景を見ていたのだろうか…。恐らくスクラップ&ビルドに突き進む日本経済の醜態を見ただろう。
それに比べたら僕は矮小で、この島を番組で取り上げる企画を巡って、サラリーマン社会の下らない管理職のヤドカリみたいな発想を見た。優柔不断で、しかも頭の悪いのが上司になると、その職場は一発で崩壊するものだ。それを見ることができてよかったかも。(笑)
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