2009年7月27日月曜日

世界遺産にて。「エストニア」

 エストニアの首都タリンから車で5時間、燃えるような緑の森でエストニアで慕われている「詩人」の撮影。(ほんとうに深い森で、しばらく微睡んでいたかった。)
日本人は絶対に訪れないレストランで夕食。おっ!と驚くシンプルなソーセージ料理に、往復10時間近くの移動はこの美味しさで帳消し。そして帰る頃には幻想的な夕焼けが始まっていた。

 日が水平線近くに沈みだしたのは22時頃。まどろんで気がつくと、とっくに日は沈んでしまって、遠くの水平線だけが焼けていた。






 あと2時間ほど経つと、総てがブルーモーメントの風景のなかで、地上から50cmくらいの高さで霧が大地を覆いはじめる。あの牛乳のような霧が流れ始める風景をもう一度見てみたい。音もなく押し寄せる霧のなかを何処までも歩いてみたいと想う。

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