2009年5月1日金曜日

世界遺産にて。「イラン」

イサジュンはロケ車の運転手さん。名前はイサさんで、ジュンは「〜さん」より親しみをこめた呼び方なので「イサちゃん」だろうか。
僕たちは車でテヘランからイスファハーン、ヤズド、再びテヘランという大三角形を走破した。

イサジュンは運転手さん以外に食料係でもあった。竜巻が走り回る砂漠や土漠では潤沢な食料を調達できないし、また食べたいとも思わないのだけれど、僕たちが撮影中に何処からか食べ物を調達してくる。決まってナンとチーズ、野菜と果物だけだけれどこれで十分。
オリーブの木の下に敷かれた絨毯の上で、イサジュンはザクザクと西瓜を切る。西瓜とはなんと瑞々しくおいしい果物だろう。そして熱く甘いチャイが砂漠の乾燥で疲れた精神と身体を解してくれる。
イサジュンは元気だろうか。
西瓜を食べると、ちょっとショーン・コネリーに似た彼のことを想いだす。

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